地理的表示『東京島酒』

東京島酒は、『麦こうじ』を使用することを特徴とする本格焼酎で『芋焼酎』『麦焼酎』『芋麦ブレンド焼酎』の3種類があります。

麦の香ばしさや草木のような清涼感のある香りがあり、柔らかで軽快な後口の中にコクと旨味が感じられます。

脂ののった魚の刺身や特産の『くさや』とも合うなど、食中酒にも適しています。

東京島酒の製法は、江戸時代末期に薩摩の商人によって伝えられたとされています。伊豆諸島は、焼酎の製造期『秋から冬』においても比較的温暖であることから、醪の発酵が旺盛に進むなど、焼酎製造が定着しやすい環境にありました。

この温暖な気候は、貯蔵期に原酒への油分の溶け込みを促し、島内で製造される焼酎にコクと旨味を与えています。

また、伊豆諸島は年間降水量が多く小面積の火山島であることから、製造に用いられる水は、地質由来のミネラル分の溶け込みが少なく、これにより柔らかな後口が生み出されています。

~原料及ぶ製法等~

原料

・芋類に国内で収穫されたサツマイモのみを用いたものであること。

・麹に麦のみを用いたものであること。

・水に伊豆諸島の島内で採水した水のみを用いたものであること。

製法等

・伊豆諸島の島内で醗酵、蒸留及び貯蔵が行われていること。

・原酒及び製品の貯蔵は常温で行うこと。

・麦または芋類、麹及び水を原料として発酵させた醪を、単式蒸留器をもって蒸留したもの及びそれらを混和したもの。

・消費者に引き渡すことを予定した容器に伊豆諸島の島内で詰めること。

 

山根酒店では東京島酒は、『情け島』の麦焼酎と芋焼酎(芋焼酎はお問い合わせください)を販売させて頂いております。宜しくお願い致します。

ちなみにその他の産地では、1995年に指定された『壱岐』『琉球』『球磨』、2005年に指定された『薩摩』があります。

東京島酒おめでとうございます!