※鹿児島県本格焼酎鑑評会について

1954年から開催される、各蔵元が凌ぎを削り酒質を磨いてきた、鹿児島県本格焼酎鑑評会。2022年本鑑評会芋焼酎部門83製造場・161点)にて、八千代伝(黒)が2021年に続き2年連続で1位総裁賞代表受賞をいただきました。審査員は、熊本主税局鑑定官室、県工業技術センター、鹿児島県大学教授らが務めており、官能評価は非常にレベルの高いものがあります。また全国的にも日本一の蔵元数を誇る鹿児島県だからこその難易度の高さがあります。なお、鹿児島県酒造組合によると、正式な記録を遡るのは限界がありますが、現在確認できる範囲では総裁賞代表受賞連覇は史上初だろうとのことです。

※商品概要

今回出品した101号タンクの新酒100%の八千代伝(黒)です。原料芋は全て当日収穫・当日仕込みで仕込み、麹米は鹿児島県産米(ヒノヒカリ)の新米を使用しています(今回の出品酒はまだ自社麹米ではありません)。また特筆すべきは、濾過です。通常、濾過をかけないと脂肪酸(フーゼル)が強く発現し、その油臭が欠点として評価されるため、濾過を強めにかけて出品します。しかし、朝掘り高品質なさつま芋由来の脂肪酸は、むしろミネラル感のある香味を生み出すとわかり、通例とは逆にほとんど濾過をかけずに出品しました。その香味バランスをご堪能下さい。

※ルターボトルについて

連覇はそうあるものではありません。今回は記念ボトルの要素もあるため、特別にルターボトルを採用しました。

『たとえ明日世界が滅亡しようとも、今日私はリンゴの木を植える』 マルティン・ルター